基礎知識

ボーイスカウトの歴史

ボーイスカウト活動は1907年、英国の退役軍人のベーデンパウエル男爵が20人の少年を集めてキャンプした時から始まったと言われています。

日本には翌1908年には伝わり、現在約9万人が活動しています。現在約171カ国で4000万人が活動しています。

国連加盟国が約190ヵ国ですから全世界的な教育プログラムと考えて良いと思います。


日本では、小学生 低学年のビーバースカウト、高学年のカブスカウト、中学生のボーイスカウト、高校生のベンチャースカウト、そして大学生・社会人のローバースカウトの5つの段階に分けて教育課程が設定されています。また平成7年から女子もボーイスカウトで活動するようになりました。


ビーバースカウトからベンチャースカウトまで野外活動を重点に社会性を身に付ける訓練を徐々にレベルアップして行っています。

ローバースカウトは最終段階で、「如何に幸福な人生を送れるようになるか」を探し求める活動をしています。

ちかいとやくそく

ビーバースカウトのやくそく

       ぼく(わたくし)はみんなとなかよくします

       ビーバー隊のきまりをまもります

カブスカウトのやくそく

       ぼく(わたくし)はまじめにしっかりやります

       カブ隊のさだめを守ります

スカウトのちかい

       私は、名誉にかけて、次の3条の実行をちかいます。

      1.神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。

      1.いつも、他の人々をたすけます。

      1.からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います。


おきてとさだめときまり

ビーバー隊のきまり 

       1.ビーバースカウトは げんきにあそびます

      2.ビーバースカウトは ものをたいせつにします

    3.ビーバースカウトは よいことをします

 カブ隊のさだめ

       1.カブスカウトは すなおであります

    2.カブスカウトは 自分のことを自分でします

    3.カブスカウトは たがいに助けあいます

    4.カブスカウトは おさないものをいたわります

    5.カブスカウトは すすんでよいことをします

 スカウトのおきて

       1.スカウトは誠実である

    2.スカウトは友情にあつい

    3.スカウトは礼儀正しい

    4.スカウトは親切である

    5.スカウトは快活である

    6.スカウトは質素である

    7.スカウトは勇敢である

    8.スカウトは感謝の心をもつ  


モットーとスローガン

  ビーバースカウトのモットー  なかよし

  カブスカウトのモットー    いつも元気

  スカウトのモットー      そなえよつねに(備えよ常に)

  スローガン          日日の善行


最後のメッセージ

スカウト諸君

「ピーターパン」の劇を見たことのある人なら、海賊の首領が死ぬ時には、最後の演説をするひまはないにちがいないと思って、あらかじめその演説をするのを、覚えているであろう。私もそれと同じで、今すぐ死ぬわけではないが、その日は近いと思うので、君たちに別れの言葉をおくりたい。

これは、君たちへの私の最後の言葉になるのだから、よくかみしめて、読んでくれたまえ。

私は、非常に幸せな生涯を送った。それだから、君たち一人ひとりにも、同じように幸福な人生を、歩んでもらいたいと願っている。

神は、私たちを、幸福に暮らし楽しむようにと、このすばらしい世界に送ってくださったのだと、私は信じている。金持ちになっても、社会的に成功しても、わがままができても、それによって幸福にはなれない。幸福への第一歩は、少年のうちに、健康で強い体をつくっておくことである。そうしておけば大人になった時、世の中の役に立つ人になって、人生を楽しむことができる。

自然研究をすると、神が君たちのために、この世界を、美しいものやすばらしいものに満ち満ちた、楽しいところにおつくりになったことが、よくわかる。現在与えられているものに満足し、それをできるだけ生かしたまえ。ものごとを悲観的に見ないで、なにごとにも希望を持ってあたりたまえ。

しかし、幸福を得るほんとうの道は、ほかの人に幸福を分け与えることにある。この世の中を、君が受け継いだときより、よくするよう努力し、あとの人に残すことができたなら、死ぬときがきても、とにかく自分は一生を無駄に過さず、最善をつくしたのだという満足感をもって、幸福に死ぬことができる。幸福に生き、幸福に死ぬために、この考えにしたがって、「そなえよつねに」を忘れず、大人になっても、いつもスカウトのちかいとおきてを、堅く守りたまえ。神よ、それをしようとする君たちを、お守りください。


         君たちの友

            ベーデン-パウエル・オブ・ギルウェル


基本動作・礼式の基準 Scout-courtesy-standard-revised-in-2020(日本連盟)


活用にあたって

この資料は、従来主に訓練機関の標準としていたものを、平成26年(2014年)に日常のスカウト活動における礼式と動作の「基準」としてとりまとめ、提供していました。その後平成30年(2018年)にユニフォームの改正があり、このたび、ユニフォームの改定に伴うイラストの更新、ならびにより分かりやすくするための一部説明文の修正を行い、日本連盟正副コミッショナーの監修により、改訂版として提供

することとなりました。

「基本動作」と「集散法」は、各部門共通のものと異なる内容とを区分しましたが、スカウト活動特有のものについては、リーダーハンドブックを基に内容を集約し、学校教育などで使われているものについては、関係資料を参考に整理しました。

「旗の取り扱い方」については、国旗、隊旗、班(組)旗に分けて示しましたが、これらは、旗の大きさ、ポールの高さ、天候、用具の有無等によって柔軟に取り扱う必要がありますので、最も多く用いられ、標準と思われる内容にまとめました。従って、これらが画一的な方法であるということではなく、あくまでも「基準となるべき内容」であることに留意されるようお願いします。

ビーバースカウト隊、カブスカウト隊のスカウトには集団のやくそくや決まりを守って行動すること、またボーイスカウト隊、ベンチャースカウト隊のスカウトには機敏かつ的確に行動することが、活動の安全やスマートネス向上につながるようご指導ください。2020年8月


④基本動作・礼式の基準 Scout-courtesy-standard-revised-in-2020(日本連盟) (1).pdf