《写真》脱穀したもみ殻を吹き飛ばしているところ
普段、何気なく食べているお米は誰がどうやって栽培しているのでしょうか。
小金井第2団では毎年、田植えから収穫までのプロセスを体験するプログラムを行っています。
ごはん茶碗一杯のごはんはいったい何粒のコメでできているのでしょう。
それは、何本の稲穂でできるのでしょうか、そのためにはどれだけの田んぼが必要でしょうか「スカウトは感謝の心をもつ」とありますが、この体験を通じて、一粒のお米ができるまでのいろいろなプロセスを体験することで、感謝の心に触れることのできるようなプログラムです。
今年の赤米育成プログラムに関する各隊の報告をこのページに纏めていこうと思います。
いつも食べているお米ですが、自分で作ったことのある人はあまりいないと思います。この赤米育成プログラム(自分のことを自分でする勉強)で自分でやったことのある項目をひとつ増やしてみましょう。
B-Pは身近な、水、火、炊事、道案内、時間の把握、家、ベッド、衣服、靴などを例に自分のことを自分でする勉強は大変役に立つと力説しています。下記に引用させていただきました。
自分のことは自分でする勉強
文化的な国で育った人たちは、大草原や森の中に行って自分のことを自分でする訓練を何も受けていないのが現実だ。その結果、この人たちが大草原や森などの未開の土地に行くと、少年時代にキャンプで自分のことは自分でする勉強した人と違い、長い間何もすることができないで、多くの困難や苦しみを味あわなければならない。この人たちは、まったくの初心者にすぎないのだ。この人たちは、1度も火を起こしたり炊事したりする必要がなかった-誰かがしてくれたからだ。家では、水が欲しければ水道のせんをひねりさえすればよかった-だから、不毛の地で水が欲しくなっても、草や繁みの様子を見るとか、砂地を湿り気が見つかるまでかき掘ってみるとかして水を探す知恵は出ない。道に迷ったり時間がわからなくなったりしたら、誰かに聞きさえすればよかった。いつでも住む家があり、寝るためにはベッドがあった。今までそういうものを、自分で作らなければならないこともなかったし、靴や衣類を自分で作ったり、修理したりする必要もなかった。それだから、初心者はキャンプの不便をこぼすのだ。キャンプ生活は、そのやり方を理解しているスカウトには少しも不便ではない。いろいろのちょっとした工夫で、快適にする方法知っているし、文化生活とは違いがあるからこそ、いっそう楽しむことができるのだ。自分の要求を自分で満たすことを全然知らない一般の人に比べれば、スカウトは都市にいる時でもずっとたくさんのことが自分でできる。スカウトがキャンプでするように、いろいろなことを自分でできる人なら、文明社会に出て来ても、どんな仕事でもこなせるから就職も大変しやすい。ロードベーデン-パウエルオブギルウエル著SCOUTING FOR BOYS第13版61ページ 第Ⅱ章旅・野外の生活・自分のことは自分でする勉強 より引用今まで苗までは指導者が準備していましたが、今年もは籾を配布して、スカウトが苗を作るところから始めます。
野川公園少年キャンプ場で、①稲はすごいぜ(稲の話、稲の脱穀・もみすり体験)(5月のバケツ田植え参加者は稲を持ってきてください)、②干柿作り(渋柿を紐に吊るしてお家で干しましょう)、③秋のデザイナー(稲藁を綯ってリースをつくりましょう)、④お楽しみゲーム(みんなで遊ぶと楽しい!)、盛りだくさんのプログラムを計画しています。 詳細は親子で参加する『収穫祭』ページを参照ください。
今まで苗までは指導者が準備していましたが、今年は籾を配布して、スカウトが苗を作るところから始めます。
夏キャンプ、お疲れ様でした。
K.Iです。
キャンプでは、お世話になりました🙇🏻♀️
稲の水やりも心配でしたが…
すくすく育ち花が咲きました❣️
今年は、いい状態です♪♪